マタニティ外来
妊娠中に急に歯が痛くなっちゃった、詰め物がとれちゃった、歯医者さんに行かなきゃいけないけど、お腹に赤ちゃんいるしな…不安になりますよね。
不安だから生まれるまで我慢しよう、なんてどうか思わないでください。
当院では、そんな妊婦さんの不安や心配を細かく聴かせていただきながら、できる限り負担のかからない方法で治療を進めています。どんな些細なことでも結構ですので、どうぞ遠慮なく相談してください。
お腹の赤ちゃんとお母様が一緒に安心して来院していただけるような環境を整えるよう常々努めておりますので、お気軽にご来院ください。
妊婦健診
産婦人科で妊婦健診の際、「歯科検診を受けておいてくださいね」と言われますよね。
母子手帳の中に歯科検診のページがあり、そこに記録する必要があるのでご来院の際必ず母子手帳をお持ちになってください。
なお、早いうちに歯科検診を受けてくるよう病院では言われるかもしれませんが、妊娠期の体調は人により様々で、つわりもなく妊娠前と変わらない普段通りの生活ができる方もいれば、つわりが重くて寝込んでしまう方、更には重症化して妊娠悪阻で入院しなければならない方などもおられます。
辛い方でも5ヶ月後半から6ヶ月を過ぎればだいぶん楽になる方がほとんどです。つわり中は終わりが見えず苦しい日々だと思いますが、楽になる時は必ずくるので、まずはお体第一で辛い時はゆっくり休んでください。歯科検診には体調が落ち着いて、気持ちにもゆとりが出てきてからご来院いただくので大丈夫です。
妊娠中の口腔ケア
妊娠中はホルモンの関係で口腔内に細菌が増えやすく、虫歯や歯周病のリスクが上がります。ですから歯科検診も必要とされますし、家での歯磨き等の口腔ケアも、妊娠前よりもより一層念入りにすることが大切です。
とはいうものの、現実問題として、妊娠中には、つわりで口の中に歯ブラシを入れることすらできない方も少なくありません。
当院では、つわりで歯ブラシが困難な方でも、口腔内への刺激が少ない形状となっているマタニティ用の歯ブラシを取り扱っています。また、それでも歯ブラシが難しい方は、当院の全フロアにて導入しているエピオスエコシステム（http://www.poic.org/poicwater.php）のポイックウォーターを使用し、お口に含んでくちゅくちゅと洗口するだけでも構いません。
ご自身の体調と相談しながら、その方に合った口腔ケアを提案いたしますので、一緒につわりの時期を乗り切り、素敵なマタニティライフに向けてお口の方面からお手伝いをさせていただきます。
妊娠中のレントゲン撮影
妊娠中は、これは食べてはいけない、これは食べたほうが良い、また、これはしてはいけない、これはしたほうが良い、など、色々と気をつけることがありますよね。
その、これはしてはいけない、にレントゲン撮影も含まれています。しかし、歯科用レントゲンやCTは、腹部から遠いお口周辺の狭い範囲の事ですので、安定期であればまず胎児に影響はない、とされています。当院で導入している（歯科用レントゲンの名前）も線量が少なく照射範囲も小さいため問題ありません。
当院では更に細心の注意を払い、妊娠中の方には防護服を着用して撮影させていただいております。また、それでもどうしても心配だからレントゲン撮影は妊娠中は見合わせたい、という方もおられると思います。その際には遠慮なく相談してください。
