聴くコミュニケーション(聞くではなく聴く)

医院理念にもありますように、私は「歯だけを見るのではなくその人自身を分かる医療がしたい」というのが根本にあります。聴くと聞くの違いは『聞く』には耳という文字しかありませんが、『聴く』には耳と目と心という文字が含まれています。つまり、相手の事をさまざまなコミュニケーションで受け止め、向かいあいたい、そう思っています。

ほとんどの人は歯科に限らず病院へ行く時は少なからず不安を持っています。そんな不安を抱えて来院したにもかかわらず、いきなり検査や治療を始められたら、どんな気持ちになるでしょうか。

当院ではまず初めに、来院された理由や、今回の症状を聴くのはもちろんの事ですが、その前に来院者さんの不安に思っている事、疑問に思っている事、今まで辛かった事などを聴くことから始めます。さらに健康観や人生観についてもヒアリングして、それを治療方法に反映してお一人お一人に合ったご提案をさせていただきます。

例えば本人の気持ちを聴いてから治療を始めても、聴かないで治療をしても治療方法が同じになったとします。治療方法が同じなら聴く時間が無駄なんじゃないかと思われるかもしれません。
しかし当院は、同じ治療でも、その来院者さんの事を分かった上で治療するのとしないのとでは全く違う結果になると考えています。当院のスタッフは、しっかりと聴く姿勢を持って対応することをお約束します。